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不動産・住宅マガジン
REAL ESTATE & HOUSE MAGAZINE
NO.013
任意売却と競売の大きな違いとは?徹底解説

#お金のこと
#お役立ち情報
任意売却と競売の大きな違いとは?徹底解説
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#お金のこと
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違いは次のように大きく分けて4つあります!
① 売却方法
・任意売却:債務者(住宅ローンの借主)や所有者が不動産会社などと協力し、通常の不動産取引のように市場で自由に販売します。債権者の同意が必要ですが、売却先や価格設定をある程度自由に決められます。
・競売:裁判所が関与し、不動産の強制売却が行われます。一般的には入札による売却です。
② 売却価格
・任意売却:市場価格に近い価格での売却が期待できる為、競売よりも高い売却価格になる可能性が高いです。
・競売:市場価格より低い価格での売却となることが多く、債務の完済が難しくなる場合が多いです。
③ 手続きの透明性と柔軟性
・任意売却:売却過程や買主をある程度コントロールできますし、周囲に知られにくいのが利点です。また、売却スケジュールも柔軟です。
・競売:裁判所が関与するため透明性はありますが、売却過程を自由に調整することはできません。周囲に競売情報が公開されるためプライバシーが保たれにくくなります。
④ 債務者への影響
・任意売却:競売を避けられるため、信用情報への影響が軽減される可能性があり、周囲に知られにくいなど心理的な負担も軽減されます。
・競売:債務者の信用情報に大きな影響が及び、社会的なリスクや精神的な負担が大きくなる傾向があります。
任意売却と競売のメリットデメリットを表で簡単に説明します
項目 | 任意売却 | 競売 |
売却価格 | 比較的高く売れる可能性がある | 市場価格より比較なる傾向 |
手続きの柔軟性 | 売主の意思が反映されやすい | 手続きが公的に定められているので 売主の意思が反映されにくい |
プライバシー | 非公開で行われるので、 近隣住民に知られにくい |
公開され、周囲に知られるリスクがある |
売却までの期間 | 比較的短期間で完了するころが多い | 手続きが長引く場合があり |
手数料・費用 | 売却手数料が発生するのが調節可能 | 一部手続き費用が売主負担で 発生する場合もあり |
残性処理 | 債権者との交渉で 柔軟に処理できる可能性あり |
残債が残る可能性が高い |
メリット | 価格が高め、意思反映、プライバシー保護 | 確実に売却できる、 公的手続きにより安心感あり |
デメリット | 調整が必要で手続きが多い場合も | 安く売れる、公表されるリスク |
任意売却をおすすめできる人 |
・支払いに行き詰っているが、ある程度時間に余裕がある人
債権者と調整する時間が取れる場合におすすめです。
市場価格に近い金額での売却が可能で、無理なく手続きを進められます。
・できるだけ残債を減らしたい人
任意売却では、競売に比べ高額で売れる可能性があるため、残債が減る可能性が高いです。
・競売を避けたい人
プライバシーを保ちたい人や、競売によるイメージ低下を避けたい人に向いています。
競売をおすすめできる人 |
・早急に解決が必要な人
借金の返済が差し迫っていて、早く手続きを進めたい時には競売が向いています。
・債権者との交渉が難しい場合
任意売却の交渉が不調に終わる場合や、債権者が競売を望む場合には競売に頼るケースが一般的になります。
・残債務を気にせず物件を手放したい人
競売では残債が残るケースが多いですが、とにかく物件を手放すことで、精神的な負担を減らしたい人には適しています。
※残債とは・・・「残っている債務」、つまり借りたお金のうち、まだ返済していない残りの金額を指します。
※債権者とは・・お金や物を貸している人や会社のことを指します。 |
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